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 中ロ首相第19回定期会合が開催

2014-10-14 14:20:12     cri    
 中国の李克強首相は現地時間の13日午後、モスクワでロシアのメドベージェフ首相とともに中ロ首相第19回定期会合を主宰しました。両首相は実務的な会合を行い、中ロ人文協力委員会や中ロ首相定期会合委員会、中ロ投資協力委員会、中ロエネルギー協力委員会の活動報告を受け、次の段階の全面的な協力について計画を立てました。

 李首相はその際、「中国とロシアは互いにとって最大の隣国であり重要なパートナーである。ともに新興市場の国家として、協力を強化することは世界の平和と発展に有利だ。中ロ間のハイレベルの全面的戦略パートナーシップを、協力による現実の成果に結びつけることは、両国や両国人民に恩恵をもたらし、地域の安定と世界経済の再生にもつながる」と指摘しました。

 李首相はまた、2015年に両国の貿易額を1000億ドルにするという目標を実現させるために次の提案をしました。それは、貿易協力の量を増やし質を向上させること。鉱産物の採掘や化学工業、農業、インフラ施設などの重大投資プロジェクトの協力を拡大すること。アジアとヨーロッパを結ぶ北京-モスクワ間の高速輸送ルートを構築し、モスクワ-カザン間の高速鉄道プロジェクトを優先的に実施すること。双方向の投資を増やし、経済貿易と投資を同時に拡大すること。原子力とエネルギーの上・中・下流の一体化プロジェクトを進め、より多くの共同研究開発や運用、生産製造などに関する戦略的な大プロジェクトの協力を行い、中ロ間の実務的な協力をレベルアップさせること。金融協力分野における通貨スワップを行うこと。人文交流を行い、合同協力や文化産業の共同発展を図り、来年の中ロ青年友好交流年や、第2次世界大戦勝利70周年の記念活動を盛大に祝い、両国関係の発展により頑丈な民意基礎を固めること、の7つです。

 これに対し、メドベージェフ首相は、李克強首相に歓迎の意を表し、中国とともに合同研究開発や生産、交通、インフラ施設、宇宙開発などの分野における協力を拡大し、ロ中間の全面的戦略パートナーシップを引き上げていくとの考えを示しました。

 会合の後、両首相は「中ロ首相第19回定期会合共同コミュニケ」に調印し、経済貿易、投資、エネルギー、金融、ハイテク、人文などに関する40近くの協力文書の調印式に立ち会いました。(10/14 Lin、小山)

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