中国の習近平国家主席は13日、ギリシャのロドス島で、ギリシャのパプーリアス大統領と会談しました。

　習主席は会談の中で、「中国は、ギリシャとの全面的で戦略的なパートナー関係の発展を重視している。互恵協力や交流を強め、両国が持つ古き歴史ある文明から、新しい活力を奮い起こし、両国と両国国民に、さらに多くの利益をもたらすため、友好関係の役割を発揮させなければならない。中国政府は、実力のある中国企業がギリシャに進出し、ピレウス港などのプロジェクトの経営を行い、互恵協力のモデルを作ることを奨励する」と述べました。

　ギリシャのパプーリアス大統領は「中国は世界の多極化や、平和と発展を支持する力だということを信じている。ギリシャは中国との友好協力を深め、中国が提案したシルクロード経済帯と、21世紀海上シルクロードの建設に積極的に参加し、海洋、インフラ施設などの分野における協力を拡大していきたい。われわれは中国会社の投資を歓迎する」としました。

　また、両首脳は今後、引き続き中国とヨーロッパの関係発展に取り組んでいくことを明らかにしました。平和は世界各国国民の共通の願いであるとして、ファシズム侵略戦争を否定し美化する企みに国際社会が警戒し、第二次世界大戦勝利の成果を保ち、世界平和を促進していくべきだとの考えで、一致しました。（Yin、山下）