中国の習近平国家主席は13日、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)首脳会議に出席するためブラジルに向かう途中、搭乗機の給油のため着陸したギリシャのロドス島で、サマラス首相と会談しました。
習主席はギリシャが債務危機から脱し、経済回復への取り組みを支援する姿勢を改めて示しました。そのうえで、ハイレベル交流を密接にし、交通インフラや海洋、エネルギー、グリーン経済などの分野における協力を重点的に推進していく考えを示しました。
習主席は「欧州一体化を断固として支持する」と表明し、ギリシャが中国とEUの関係発展を推進するため、引き続き積極的に寄与するよう、期待しました。
サマラス首相は「ギリシャは公的債務危機から脱し、中国との協力意欲が高まりつつある」とし、「中国企業がギリシャの港湾や鉄道、空港などへの投資や経営を拡大し、ギリシャを欧州市場進出のための門戸とすることを歓迎する」と話しました。
また、習主席は世界文化遺産となったロドス島の中世都市を見学し、「中国とギリシャはいずれも古い文明を持った国であり、豊かな歴史と文化遺産がある。様々な人文交流を行い、両国の伝統文化を共に引き出し、発揚すべきだ」と指摘しました。(ZHL、山下)
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