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 李首相、ギリシャと共にピレウス港の更なる発展を

2014-06-21 12:41:56     cri    

 中国国務院の李克強首相は現地時間20日午前、ギリシャのサマラス首相と共に中国遠洋運輸集団(COSCO)ピレウス港コンテナ埠頭を視察しました。

 ピレウス港はギリシャ一の港湾で、「ヨーロッパの南ゲート」と称されています。COSCOは2008年にピレウス港2号と3号コンテナ埠頭の特許運営権を落札しました。

 両国首相は、港の指令センターでピレウス港の発展現状と長期発展計画について、詳しい説明を受けました。中国とギリシャが協力し始めてから、ピレウス港の年間総処理能力の向上が世界で最も速い港の一つになり、経済効果と利益を実現できたということです。これに対し、李首相は「両国が一層協力を強め、ピレウス港を更に良くしよう」と強調しました。

 李首相とサマラス首相は3号埠頭で、中国とギリシャ側の埠頭管理人や作業員らと交流し、演説をしました。

 李首相は「両国のピレウス港での協力は、地元において千人以上の雇用を促した。港の管理水準も世界最先端に立っている。これは、両国の協力が大変成功しており、ウィンウィンを果たしたことを証明している。双方の提携は現実的な活力があると同時に、無限大の未来がある」と述べました。

 また、「欧州連合(EU)は中国の最大の貿易パートナーで、80%以上の中国貨物が、海上運輸でヨーロッパへ送られている。ピレウス港を通じたルートは、伝統的なルートに比べ、7日間から11日間を節約でき、中国~ヨーロッパ間の海上運航の最短ルートだ。同時に、中国企業は、ギリシャ企業と提携して船舶の修理や関連産業を発展させている。積極的にピレウス港のヨーロッパ後背地への鉄道網の改造に参加し、貨物運送の時間を更に短縮し、コストを下げ、ピレウス港をヨーロッパだけでなく世界で最も競争力のある港の一つにしたい」との意向を示しました。

 一方、サマラス首相は「ピレウス港は、ギリシャと中国との実質協力の模範である。中国のギリシャへの投資は、ギリシャ国民の就職率と収入を増やしたほか、ギリシャの経済発展を促し、ヨーロッパと世界におけるギリシャの地位を引き上げた。地域と輸送の優位性を発揮して、ヨーロッパとアジアの協力に貢献したい」と述べました。(怡康、山下)

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