中国人民志願軍の兵士の遺骨が中国に返還されたことを記念し、韓国が設置した「中国人民志願軍烈士遺骨記念館」が20日、正式にオープンしました。韓国国防省が同日伝えたものです。

　この記念館は、韓国・ソウルの龍山にある戦争記念館の3階に設置されています。返還された中国人民志願軍の兵士の遺骨に関する資料や遺骨返還の背景、韓国と中国の協議の内容と、そのプロセスなどが展示されています。

　韓国メディアの報道によりますと、これらの中国人民志願軍の兵士の遺骨は、朝鮮戦争期間中、交戦が激しかったカンウォンド（江原道）とキョンギド（京畿道）で発見されたということです。

　2013年、中国と韓国は、中国人民志願軍兵士の遺骨の返還に関する作業をスタートさせました。今年3月28日、中国人民志願軍の遺骨の帰還式が、韓国のインチョン国際空港で行われ、中国人民志願軍の兵士437人の遺骨が中国に返還されました。（任春生、山下）国際・交流へ