中国の習近平国家主席はオランダのハーグで今月24日と25日に開かれる第3回核安全保障サミットに出席し、オランダやフランス、ドイツ、ベルギー、EU本部、ユネスコ本部を訪問する予定です。中国外務省の李保東次官が17日、明らかにしました。

　核安全保障サミットのテーマは「核安全保障を強化し、核テロリズムを防止する」です。53カ国の首脳や国際機関の関係者が出席します。

　李保東次官は「習主席が核安全保障サミットに初めて出席するもので、新しい情勢の下で、中国が国際的な安全保障分野における重要な外交活動だ」と述べました。今回のサミットで、習主席は核安全保障に関する中国の見方を提案し、核安全保障を強化する面で中国が講じた措置と、その成果を説明します。また、他の国の首脳らと共に、国際協力をいかに強化するかなどについて協議するということです。

　また、サミット期間中、習国家主席とアメリカのオバマ大統領による首脳会談も行われるということです。中米の首脳会談は今年に入り初めてとなります。（玉華、山下）