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 習主席、米オバマ大統領と電話会談

2014-03-10 15:59:22     cri    

 中国の習近平国家主席は10日、米国のオバマ大統領と電話会談を行い、中米関係やウクライナ情勢などについて意見を交換しました。

 習主席は、「昨年はオバマ大統領と2回会談し、一連の重要な共通認識に達し、中米関係を新たな大国関係の新段階に引き上げた。中国は米国と共に、新たな大国関係構築という大方向を堅持し、互いの核心的利益と関心事を尊重し合い、対話・相互信頼・協力を強化して、中米関係の持続的かつ健全で安定した発展を推進していきたい」としたうえで、次回の会談とオバマ夫人の近日中の訪中への期待を示しました。

 これを受けオバマ大統領は、「私たちがアネンバーグ別荘で会談してから、米中関係は大きな進展を遂げた。今年は米中国交樹立35周年にあたる。米国は一連の重大な問題における両国の協力が新たな成果を得ることを希望している。習主席との会談が早く実現することを期待している」と述べました。

 また、オバマ大統領はマレーシア航空機が消息を絶ったことに対して見舞いの意を示し、捜索救助活動で中国に全面的に協力していくとの考えを明らかにしました。習主席は、「中国人と米国人を含む乗客と乗員の安否を非常に憂慮している。中国は今後も米国と密接な連絡を保っていく」と述べました。

 オバマ大統領は雲南省昆明で起きた悲惨なテロ事件で犠牲になった人々に哀悼の意を表し、「米国はいかなる形のテロリズムも非難し、中国と共に反テロ対策で協力していきたい」と表明しました。これに対して習主席は、「テロリズムは人類共通の敵だ。中国は米国を含む国際社会との協力を強化し、様々な形のテロリズムを共に取り締まっていく」と強調しました。

 さらに、オバマ大統領は現在のウクライナ情勢に対する米国の見解を説明しました。習主席は、「ウクライナ問題に中国は客観的で公正な態度で接している。ウクライナの情勢は非常に複雑であり、当面の急務として、各方面が冷静さを保ち、情勢の緊迫化を防ぐ必要がある。政治と外交のルートによる危機の解決を堅持しなければならない。ウクライナの情勢緩和にプラスとなるあらゆる提案を中国は受け入れる姿勢であり、米国や関連各方面と引き続き意思疎通を保っていきたい」と話しました。(Katsu、大野)

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