高大使は論文で、「ユダヤ人と中国国民は第二次世界大戦で悲惨な体験をした。戦後、ドイツ人は歴史を直視し、誠意を持ってユダヤ人とイスラエルに謝罪したため、世界の赦しと尊敬を得ている。しかし、日本は東京裁判で有罪とされたA級戦犯を堂々と靖国神社に合祀し、日本の一般市民、国会議員、政府閣僚、そして首相さえもが参拝し敬意を捧げている。このため安倍晋三首相の靖国神社参拝後、中国と韓国は強く非難し、国連事務総長や米国など多くの国の政府が不満を表わした」と述べています。
さらに高大使は、「中国は寛容な民族であり、『日本国民と軍国主義を区別して対応する』を主張し、中日間の民族和解を推し進めている。しかし、日本は侵略戦争の歴史を否定し、海外における武力行使の権利を求め、軍事費を大幅に増やし、国家権力を首相に高度に集中させている。こうした行動から、日本は現在軍国主義の道を歩み始めたように思える。国際社会が関心を持って制止しなければ、日本は歴史的な失敗をまた繰り返す可能性がある。靖国神社参拝は日本の文化の問題ではなく、日本の内政問題でもない。靖国神社参拝問題は日本がどのような道を歩むのか、アジアと世界の平和を保つことができるかという大問題に関わっている。われわれはそれを無視し、虐殺の歴史を再現させてはならない」と述べています。(Yin、大野)
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