アメリカ政府はサンフランシスコの中国総領事館の正門にガソリンをまき放火したと自首し逮捕された馮厳豊（馮岩）容疑者を連邦裁判所北カリフォルニア地区法廷に起訴しました。

　サンフランシスコ市連邦地域法廷の起訴状では、アメリカ連邦捜査局（FBI）が公表した情報によって容疑者の名前を「イエン・フォン（Yan Feng）」、中国語では「馮岩」としていましたが、サンフランシスコの中国総領事館が6日に容疑者の名前は「馮厳豊（Yanfeng Feng）」であることを確認しました。アメリカ連邦捜査局サンフランシスコ地域事務室の特別調査員が4日に連邦法廷に提出した文書により、馮厳豊容疑者は2件の連邦刑事犯罪で訴えられています。1件は悪意放火罪で、この罪状が成立すれば5年以上20年以下の刑期を言い渡され、かつ罰金が課されます。もう1件はアメリカ国内にある外国政府や国際機関、外国の高官或いは高官の個人財産を故意に破壊する犯罪で、罪状が成立すれば、5年以下の禁固かつ罰金が課されます。2件が同時に成立すれば、最高刑期は25年以下になるということです。（玉華、吉野）国際・交流へ