この報告書は2013年の中国の対外貿易について、「国内外の経済情勢が複雑化していることで、上半期の輸出入の伸び率は非常に不安定だった。これを受けて、中国政府は輸出入の安定成長を促すため、構造調整を目標とした政策措置を打ち出し、企業の自信回復を強めた。第4四半期には、輸出入貿易は引き続き安定成長の勢いを保ちつつ、この1年の世界貿易に占める中国輸出のシェアは小幅ながらも拡大していく傾向を見せるだろう」とまとめました。

　また、2014年の対外貿易の発展について、報告書は「2014年、中国の対外貿易の発展を取りまく国内外の環境が2013年よりやや改善する可能性があるが、依然として多くの課題とリスクを抱えている。国際市場のニーズが縮小する中、各国産業間の競争が日増しに熾烈になり、貿易摩擦の情勢は厳しい」としながらも、2014年、中国の対外貿易は引き続き安定成長の勢いを保つだろうと予測しました。（ZHL、吉野）暮らし・経済へ