楊雄・上海市長は27日「自由貿易区がスタートした一ヶ月が経過したが、関連業務は順調に進められている」と述べました。

　それによりますと、10月の8日から23日までに、各方面からの問い合わせや業務取り扱いなどの回数は3万回を超え、そのうち、企業関連の業務は8421回に上ったということです。

　現在、シティーバンク、香港上海銀行、ＤＢＳグループ、東亜銀行の4大手銀行は貿易区内での支店開設が確実となりました。

　関係者によりますと、中国政府がこの自由貿易区でのテスト方案を承認したあと、関連の多くの措置が上布されています。例えば「ネガティブ・リスト」ですが、その2013年版も決められ、これからは更新され、内容も業務が進むにつれ短縮されるということです。そして外国企業投資への認可制は登録制に切り替えられ、税関監視管理方式に改革が加えられ、区内の金融制度の刷新は、実体経済へのサービスと投資や貿易の簡素化を促進するためだということです。（ジョウ）暮らし・経済へ