その際習主席は、ラテンアメリカの国において、チリが中国との関係づくりに積極的であることを高く評価し、両国の間で構築した戦略的パートナーシップや自由貿易区の設立、両国間関係のスムーズな発展などを振り返り、今後の更なる協力関係に大きな期待を寄せました。また、チリをはじめとする太平洋同盟の設立を評価し、同盟と協力を推進していく意向を示しました。

　それに対して、ピニェラ大統領は、チリは南アメリカの国として1970年に率先して中国と国交を樹立したことや両国間のあらゆる分野における協力を振り返った上で、中国によるチリでの研究科学センター設立に歓迎の意を表しました。

　会談後、政府間常設委員会の設立や経済協力と協調対話メカニズム締結の調印式が行われました。（閣、吉野）