中国の習近平国家主席は3日、ジャカルタで、インドネシアのユドヨノ大統領と、中国―インドネシアビジネス昼食会に出席しました。習近平主席は挨拶の中で、「中国とインドネシアは、経済貿易協力において、天の時、地の利、人の和に恵まれており、幅広い将来性がある。両国の企業家がチャンスを掴み、手を携えて共に進歩し、経済貿易協力を更に高いレベル、より広い分野に向けて発展させてほしい」と述べました。

　また、習近平主席は「中国とインドネシアはいずれも人口が多く、面積が広い発展途上国で、経済の発展、国民生活の改善という共通した課題を抱えている。両国の経済は相互補完性が強く、協力における潜在力も大きい。両国関係の発展に伴い、経済・貿易協力は歴史上、最良な時期に入った。両国関係は全面的な戦略的パートナーシップに格上げされ、双方は経済・貿易協力の5ヵ年発展計画を作成し、今後、協力する上での重点分野を決めた。私たちは協力内容を絶えず豊かにし、その形を革新し、更に高いレベル、より幅広い分野に向けて発展させていかなければならない」と話しました。

　ユドヨノ大統領は「両国はいずれも新興市場国家で、それぞれの発展目標の実現に向かっている。お互いに重要な発展のチャンスであり、協力パートナーだ。潜在的な力を深く掘り下げ、経済貿易やエネルギー、インフラ建設などの分野における協力を強め、ウィンウィンの関係を実現してほしい。全面的な戦略的パートナーシップを絶えず前進させていくよう、中国からの投資を歓迎し、両国企業家の協力が強化されることを奨励する」と述べました。

　その後、両国の元首は多くのビジネス協力協定の調印に立ち会いました。（Yan、山下）