常万全国防相は会談後の記者会見で「双方は当日、両国の軍隊関係や国際と地域情勢、双方が共に関心を寄せる問題などについて率直かつ突っ込んだ意見を交わし、5つの共通認識に達した」と述べました。以下5つの共通認識です。
第一に双方は両軍の関係が両国関係の重要な一部であることを認識し、双方が6月の首脳会談で達成した共通認識を着実に実施し、両国軍隊の関係をより高いレベルを引き上げることで合意しました。
第二に双方は両軍のハイレベル相互訪問を継続し、軍隊間の協議と対話を強化し、相互信頼を促進することで合意しました。米国側は中国人民解放軍参謀総長が2014年に米国を訪問することを歓迎しています。一方、中国側は米国防長官、海軍作戦部長が2014年にそれぞれ中国を訪問することを歓迎しています。
第三に中米両軍はアジア太平洋地域の平和と安定を維持する面でますます重要な責任を負っており、双方は地域事業において建設的な役割を果たし、両軍がアジア太平洋地域で積極的な交流を進めていくことで合意しました。双方はアジア太平洋地域の多国間安全対話メカニズムの枠組みの下で協調と協力を強化します。また中国は招きに応じて、2014年環太平洋合同軍事演習に参加します。
第四に両軍は、非伝統的な安全分野で広範な共通利益と協力基礎を持っています。双方は人道主義救援や災害による損失減少、テロ取締り、平和維持分野において交流と協力を強化することで合意しました。また双方は今年11月にハワイで中米両国軍隊の初の人道主義救援・災害による損失減少のための合同軍事演習を行うことを確定しました。
第五に双方は中米の軍事アーカイブ協力を更に強化し、協力メカニズムを設立することで合意しました。
ヘーゲル国防長官は記者会見で「両国国防相の会談は非常に豊富な成果を収め、アメリカは中国と積極的かつ建設的な関係を結んだ。持続的かつ実質的な両軍関係は中米の両国関係の重要な柱だ」と述べました。(HJ 吉野)
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