第67回国連総会は2日午前、武器の国家間の取引を規制する初めての国際条約「武器貿易条約」を採択しました。
現在、世界では毎年武器の取引額が数千億ドルに達しています。この条約はそのうちの700億ドルに上る武器の取引を規制することになります。
この日の投票で、加盟国193カ国のうち、154カ国が賛成票を投じました。朝鮮、イランとシリアの3カ国は反対票を投じ、ロシアや、インド、中国など23カ国が棄権しました。
中国の王民国連常駐副代表は「中国は、国際安全保障と各国の安全保障に関わる多国間の軍備規制条約を国連で強いて採択することに反対する」としたうえで、このようなやり方は今後多国間の軍備規制交渉に良くない前例を作る恐れがあるとの懸念を示しました。
「武器貿易条約」は採択されましたが、正式な発効にはまだ時間が必要だということです。(Katsu、中原) 国際・交流へ
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