IMF・国際通貨基金の朱民副専務理事は12日、「新興市場の経済の急速な成長に伴い、世界経済の構造の中心が徐々に移行しており、各国の経済関係も強まってきた」として、世界経済の新たな兆しについて紹介しました。
朱民副専務理事は、「近年、新興市場と発展途上国の経済成長速度は先進国を遥かに上回り、世界の経済総量に占めるシェアが絶えず拡大している。世界全体の消費や貿易の成長における中国などの新興市場の貢献度も徐々に高まってきた」と述べました。
また、「対外資産負債残高から見ると、新興市場が国際金融取引に占める割合は依然として低く、アメリカが1国で全体の6割を占めている。そのため、国際金融市場において、アメリカなどの先進国が他国に与える経済波及効果は依然として大きなものである」と指摘しました。(万、中原)暮らし・経済へ
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