ミャンマー政府が同国北部で軍事行動を停止し、和平交渉を再開すると発表したことに対して、中国外務省の洪磊報道官は、21日、北京で「中国は、この発表を積極的に評価する。関係各側が和平交渉による意見の食い違いを解決し、中国とミャンマーの国境線地帯が両国友好協力の絆になることを期待している」と述べました。

　去年末から、ミャンマー北部で起きた同国政府軍とカチン独立軍の衝突は中国とミャンマーの国境線付近の安定と安寧を酷く脅かしている。ここ数日、ミャンマー政府は、政府軍がカチン独立軍への武力攻撃を停止すると発表しました。

　洪磊報道官は、外務省で開かれた記者会見での記者の質問にこのように述べました。

　なお、最近、中国政府の特使である外務省の傅瑩次官はミャンマーを訪問し、双方は、両国国境線付近の平和と安定を維持することに力を入れていくことを改めて強調しました。（任春生、kokusei）国際・交流へ