中国衛星ナビゲーションシステム管理弁公室の冉承主任は27日、北京の国務院報道弁公室で記者会見し、「中国が自主開発した「北斗」衛星ナビゲーションシステムが完成し、中国および周辺地域に衛星ナビゲーション測位時報サービスの提供が始まった」と明らかにしました。「北斗」の全体的な性能はアメリカのGPSと同等です。同時に、「北斗」システムとGPSシステムとの互換性についても積極的に取り組まれています。

　中国は2012年に4本のロケットで人工衛星6基を打ち上げ、システムネットワークの整備を終えると共に、一連の作業を通じて、システムの精度と安定性を向上させ、カバーする地域を拡大してきました。現在、「北斗」システムがカバーする範囲は東経55度～180度で、精度は水平・垂直共に10メートル。速度の測定精度は毎秒0.2メートルに達しています。（白昊、大野）　暮らし・経済へ