ロシアのプーチン大統領は12日、国会で年次教書報告の演説を行いました。これは、プーチン大統領が今年5月大統領に復帰してから初めての年次教書報告となります。この中で、プーチン大統領は、「民主化の過程でロシアは自国の伝統に依拠し、外部からの基準の強要は受け入れない」と表明しました。
プーチン大統領は、「ロシアにとって民主化以外に政治的選択肢はない。民主とは、法律・法令を遵守し、尊重することであり、与党、政府、大統領が変わっても国と社会の基礎が揺らいではならない。国の発展は連続性を保たなくてはならず、主権と人権に関する立場は、変わるべきではない」と指摘しました。
また、プーチン大統領は経済にも触れ、「国家の発展による利益を確保するため、今後十年、ロシアはGDPの年間成長率5%-6%を維持しなければならない。経済構造調整は今のロシア政府が直面する緊急の課題だ。国は、2020年までに2500万の就業機会を創出し、国民の所得増加を図らなくてはならない」と語りました。(ミン・イヒョウ、大野)国際・交流へ
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