ロシアのメドベージェフ首相は26日パリに到着し、2日間にわたるフランス訪問を始めました。メドベージェフ首相は27日パリで、フランスのエロー首相と会談を行った後、大統領府でオランド大統領とユーロ圏の経済情勢や両国の協力関係などの問題をめぐって討議しました。

　メドベージェフ首相はエロー首相との会談後に開かれた記者会見で、「ロシアはユーロ圏が一日も早く現在の危機を脱出することを願っている。ロシアの外貨準備の40％がユーロであり、この割合を変える考えはない」と語りました。

　メドベージェフ首相はまた、「現在の世界経済はユーロ圏の経済情勢と不可分な関係がある。ユーロ圏が現在の困難を乗り越えるよう希望する」と表明しました。（Yin、大野）国際・交流へ