ロシアの通信社RIAの報道によりますと、ロシア国営造船グループUSC(ユナイテッド・シッピング・コーポレーション)の報道官は2日、「ロシアは、インドに空母「チャンドラグプタ2世」を譲渡する時期を2013年の秋に延期した」と述べました。
ロシアは今年12月にインドにこの空母を譲渡する計画でしたが、9月に試験航行を行った際、動力システムが故障したため現在修理中だということです。
この空母は1982年に就航した旧ソ連の航空母艦「ゴルシュコーフ海軍大将」を改修したものです。ロシアとインドは2004年に調印した協定に基づいて、ロシアがこの空母をインドに寄贈し、インドは9億7000万ドルの改修費用を支払うことになっていました。その後、ロシアはコストの上昇を理由に、改修費用の追加を求めており、数回の交渉を経て最終的にインドが補充協定の調印に同意して、改修費用を29億ドルまで追加し、ロシアは2012年末に譲渡する予定だったということです。(玉華、丹羽)国際・交流へ
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