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習総書記、憲法施行30周年記念大会で談話

2012-12-05 14:53:58     cri    

 4日、北京各界の人々が参加して人民大会堂で、中華人民共和国憲法の公布と施行30周年記念大会が行われました。中国共産党の習近平総書記がこの大会で重要な談話を発表しました。

 習総書記はその際「憲法は国の未来と人民の運命と密接にかかわっている。憲法の権威を守ることは、党と人民の共同の意志がもつ権威を守ることである。憲法の実施を確保することは、人民の根本的利益を確保することである。憲法を尊重し、確実に、かつ効果的にこれを実施しさえすれば、人民の主人公としての地位は確保でき、党と国家の事業は順調に進められる。われわれはより高い自覚を持って憲法の原則を遵守し、憲法の精神を生かし、憲法から与えられた使命を履行すべきだ」と述べました。

 大会は全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長が主催し、中国共産党中央政治局の常務委員である李克強、張徳江、兪正声と劉雲山の諸氏が出席しました。

 習総書記は談話の中で「歴史は常に人々を次のことを教え示している。わが国の憲法制度が歩んできた道のりを振り返ると、憲法は党と人民の払った大きな努力と著しい成果とはしっかり繋がっており、党と人民が切り開いた前途と積み重ねてきた貴重な経験と緊密にかかわっていることをしみじみと感じ取れる。わが国の憲法は国の根本的法律で、中国の特色ある社会主義の道や中国の特色ある社会主義の理論体系を確立し、中国の特色ある社会主義制度の発展をもたらした。また、これは各民族の人々の共同の意志と根本的な利益を反映し、新しい時代の党と国家の中心的任務、基本原則、重要な方針と重要な政策の国の法制における最大の表れである」と指摘しました。

 習総書記はまた、「これまでの成果を十分評価すると同時に、不足な点ははっきり認識しなければならない。主には、憲法の実施を保証する監督システムと具体的な制度が整っていない。一部の地方や機関では法を無視するか、または法の執行が厳しくはなく、不法行為を追及しないなどの現象が依然として存在している。人民の確実な利益に関わる法の執行と司法の問題がまだ目立っている。公職にある一部の者が職権を乱用したり、汚職したり、私利私欲のため法を曲げたりして、国の法律の権威をひどく損なっている。一部の幹部を含む公民の憲法意識をより向上させる必要がある。われわれは、これらの問題を高度に重視し、確実に解決していかなければならない」と強調しました。

 習総書記はさらに「憲法を全面的に実施することは、社会主義法治国家を建設する上で最も重要な任務と基礎的任務である。憲法は国の根本的法律であり、国を治める規約でもあって、最も高い法的地位、それに権威と効力を持ち、根本性、全局性、安定性と長期性を有している。いかなる組織と個人にも、憲法と法律を超える特権はない。憲法と法律に違反したすべての行為に対して、その責任を追及しなければならない」と述べました。

 習総書記はこのほか「憲法の命はその実施にある。そして、その権威も実施にある。われわれは憲法を確実に実施し、より新しいレベルに引き上げなければならない」と強調した上で、次の要求を出しました。それは第一に、正しい政治の方向性を堅持し、中国の特色ある社会主義の政治を発展させる道を揺ぎなく歩み、国のすべての権力は人民にあるという憲法的理念を堅持しなければならないこと。より広範で、より充分な、かつより健全な人民民主制度を発展させ、最大限に大衆を動員して、憲法と法律の規定に則って国家の権力を行使すると同時に、共同で建設に参加させ、成果を共有させ、共に発展させ、国、社会と個人の運命を握らせなければならないことです。第二に、法によ基づき国を治める基本的方略を確実に実施し、社会主義法治国家の建設を加速する。憲法を最高の法的規範とし、社会主義の法制度の統一性とその尊厳を守ると共に、科学的な立法、厳格な法の執行、公正な司法と国民全体が法律を守るというプロセスを全面的に推進し、社会の公平と公正を維持していくことです。第三は、人民の主体的な地位を堅持し、公民の権利の享受と義務の履行を確保すること。憲法の基盤とは人々が心からそれを擁護していることであり、憲法の偉力は人民のこれに対する真摯な信仰にあります。法律の前ではすべての公民が平等であることを保障し、人権を尊重し保障し、人民の法的な権利と自由の享受を確保すれば、憲法は人々に受け入れられるのです。第四に、党の指導を堅持し、党の指導方式と執政方式の改善をより重視しなければならないことです。法に従って国を治めると言うことは、まず憲法に従うと言うこと。法に従って執政する鍵は憲法に従うこと。党が人民を率いて憲法と法律を制定していくことで、党は憲法と法律の規定範囲内で活動しなければならず、党の指導下の立法と法執行の保証し、党が率先して法律を守っていくことです。

 最後に習総書記は「法に基づき国を治めることと執政と行政を共に推進していくことを堅持しなければならない。法治国家、法治政府と法治社会の一体化建設を堅持しなければならない。そして、中国共産党第18回大会の精神を各分野で実施し、全面的に小康(いくらかゆとりのある)社会を築き上げ、中国の特色ある社会主義事業の新たな局面を切り開くために努力していくべきだ」と強調しました。(Katsu、高橋)

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