国連ジュネーブ事務所駐在の劉振民中国大使は24日に、ジュネーブ安全保障政策センター(GCSP)で「東アジアの協力-チャンスとチャレンジ」と題する演説を行いました。
劉振民大使は演説の中で「現在、東アジアの協力は既存の課題に直面し、また新たな課題にも直面している。このような状況の中で東アジア協力の健全な発展を推進することが必要であり、平和、共栄、包容的な精神を堅持するべきだ」と述べました。
劉振民大使はまた、「ここ数年、東アジア諸国の間では領土と海洋権益をめぐる紛争が発生し、これは各国間の政治的相互信頼を損ね、地域間の協力に影響を与えている。しかし関係各国は決して、冷戦の時代に戻ってはならない。共同の安全と共同の発展といった観念を樹立し、対話と交渉を通じて意見の食い違いを解決することを堅持し、地域の協力を深めるために強固な政治的基盤を定めていくべきだ」と述べました。
この日の講演会にはアジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカなどの20カ国余りの外交、国防、司法、内政部門の高官や研究者らが出席しました。(玉華、吉野)
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