中国の胡錦涛国家主席は15日、カンボジアのシアヌーク前国王の逝去をうけ、カンボジアのシハモニ国王とモニク前国王妃に弔電を送りました。

　弔電は、「中国人民の偉大な友、カンボジア人民の卓越した指導者シアヌーク前国王が不幸にも病気で逝去されたことを驚きと共に知り、われわれは深く悲しみを感じている。私は中国政府と人民を代表し、私個人の名義で、国王陛下と前国王妃陛下に、さらに国王陛下と前国王妃陛下を通じてカンボジア政府と人民に最も沈痛な哀悼の意と最も深い弔意を表す」としています。

　また、弔電は、「中国政府と人民はカンボジアとの友情を一貫して尊重し、両国関係の発展を高度に重視している。中国はカンボジアと共に、シアヌーク前国王と中国の何代もの指導者が共に切り開き、かつ丹精こめて育ててきた両国の友好を引き継ぎ、発揚し、善隣友好を強固にし、実務協力を深め、両国の全面的な戦略的協力パートナー関係の健全な発展を推進し、両国と両国人民により良い幸せをもたらしていきたい」としています。

　同日、中国全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長、温家宝首相、全国政治協商会議の賈慶林議長はそれぞれ、カンボジアのチア・シム上院議長、ヘン・サムリン下院議長、フン・セン首相に弔電を送りました。（玉華、大野）