トルコのダウトオール外相は14日、トルコ領空内でのシリア民間機の飛行を禁止すると発表しました。

　ダウトオール外相は、領空内飛行禁止の理由は「シリア政府が民用機で軍用物資を輸送したためだ」と述べました。13日にシリア政府に通達したということです。

　10日、トルコがモスクワ発ダマスカス行きのシリアの旅客機を強制着陸させました。この飛行機には、乗客35人と乗組員2人が乗っていたということです。トルコは旅客機に積載されていた「疑わしい貨物」を押収したと発表しました。これに対し、シリアは11日声明を発表し、トルコが強制着陸させた旅客機には武器や禁輸品は積載されていないとしてトルコ側の指摘を否定し、押収物の返還を求めました。

一方、シリア通信社によりますと、トルコへの対抗措置としてシリア政府は、14日午前0時からトルコ旅客機のシリア領空内での飛行を禁止すると発表しました。（ミン・イヒョウ）

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