国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は9日にパリで、フランスのオランド大統領と会談した後、「シリアでは衝突がエスカレートし、シリア国民の生活は更に深刻になっている。政治対話が危機を解決する唯一の方法であり、シリア政府に対し直ちに一方的な停戦を宣言するよう呼びかける」と述べました。
パン・ギムン事務総長によりますと、一方的停戦の宣言の求めに対し、シリア政府は反体制派武装勢力も直ちに停戦すべきだとしています。この問題についてパン・ギムン事務総長は、安保理の重要なメンバー及び中東地域の関係諸国と会談を行っており、「シリア情勢は受け入れられないことで、すべての暴力活動の発生を阻止することが急務だ。関係国は、直ちにシリア問題の双方への武器提供を即刻停止すべきだ」と指摘しました。
国連の統計によりますと、去年3月にシリア国内で衝突が発生して以来、少なくとも2万人が死亡し、30万人がヨルダン、イラク、レバノン、トルコに避難しています。(任春生、吉野)
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