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 国連安保理、砲撃事件を非難

2012-10-05 13:51:36     cri    

 国連安全保障理事会は4日、報道機関に向けた声明を発表し、シリア、トルコの国境地帯で起きた砲撃事件を強く非難し、自制した行動を取るよう各方面に呼びかけました。

 声明では「シリア危機が隣国の安全と、地域の平和と安定にもたらしている深刻な影響が、この事件に表れている。このような国際法に違反した行動を直ちに止め、再発を防ぐことを安保理は要求する」とした上で、隣国の主権と領土保全を全面的に尊重するようシリア政府に呼びかけました。

 3日、シリアからの数発の砲弾がトルコ領内に着弾し、民間人5人が死亡、10人が負傷しました。報復としてトルコ軍は、シリア領内に向けて砲撃を行いました。

 国連のパン・ギムン事務総長は4日、シリアとトルコ国境地帯の情勢がエスカレートしたことに衝撃を受けたことを明らかにしました。現在、ブラヒミ国連・アラブ連盟合同特使が、トルコとシリアの関係者と連絡し、緊迫した情勢を緩和しようとしています。

 一方、シリアのジャファリ国連大使は「犠牲者に対し、深い追悼の意を表すとともに、砲撃の原因について調査を行っている」との書簡を安保理に提出しました。

 NATO及び米国、フランスも砲撃事件を相次いで非難し、ロシアと中国は、行動を自制し、情勢をエスカレートさせるような、いかなる行動も避けるよう、トルコ、シリアなど関係各方面に呼びかけました。(ooeiei、山下)

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