イランのアハマディネジャド大統領は2日、「外部から20%以上の濃縮ウランが提供されるなら、イランは自らウランを生産する必要はない」との考えを示しました。
これは首都テヘランで開かれた記者会見で明らかにしたもので、アハマディネジャド大統領は、「われわれは3.5%のウランを20%の濃縮ウランと交換すると表明してきたが、今までいかなる国も国際機構も20%の濃縮ウランを提供していない」と語った後、核開発の権利に関しては、態度を改めないとの考えを改めて強調しました。
また、アハマディネジャド大統領は、「現在の情勢の下では、イランはアメリカと会談することはできない。アメリカはイランの権利を正視し、認めるべきであり、イランに対する態度を変えるべきだ」と述べました。
アハマディネジャド大統領はさらに、西側がイランに「経済戦争」を発動したことを非難し、「制裁の実際の被害者はイラン政府ではなく、イラン国民だ」と指摘しました。(劉非 大野)
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