ロシア戦略ミサイル軍のイエシン司令官顧問は7日、「アメリカのミサイル防衛システムの配備に対抗するため、ロシアは液体燃料を使う新型ミサイルを製造している」と述べました。
イエシン顧問はこの日の記者会見で、「ロシアは2010年に重さ100トンの新型液体燃料ミサイルの開発を決定した。もし、アメリカがミサイル防衛システムを配備しなければ、我々もこの種の大型大陸間弾道ミサイルを開発するつもりはない。このミサイルは2018年までに配備される見込みで、最多10個のデコイ弾を搭載でき、有効荷重は5トンに達する」と述べました。
同日、ロシア外務省のリャブコフ次官はモスクワで開かれた核拡散防止会議で、「ロシアは『核拡散防止条約(NTP)』の規定を守り、引き続き段階的に核兵器を削減したいと考えている。しかし、核兵器の全面的な禁止と完全な廃棄という目標は、各国の共同の努力により、全世界の戦略的な安定を維持し、平等・安全といった原則を確保してこそ実現できる。この目標を実現するため、すべての核兵器保有国が核軍縮を続け、宇宙兵器の配備を防止し、ミサイル防衛システムの一方的配備を停止しなければならない」と述べました。(玉華、大野)国際・交流へ
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