ロシアのラゴージン北大西洋条約機構(NATO)駐在大使は4日、モスクワで「来年5月、NATOは米国シカゴ・サミットで、欧州ミサイル防衛システムの最終枠組みを確定することになっている。このサミットの結果次第で、ロシアは、NATOとのミサイル防衛システムに関する交渉を続けるかどうか、NATOが欧州に配置するミサイル防衛システムへの対向処置を取るかどうかを決める」との考えを示しました。
ラゴージン大使は「ロシアとNATOは、ミサイル防衛システムに関してまだ交渉の余地があるが、時間は残り少ない」として、「シカゴ・サミットでNATOが欧州のミサイル防衛システムおよび指揮システムの枠組みを決める際、ロシアの意見を無視するなら、ロシアはNATOとのミサイル防衛システムに関する交渉を中止する」と述べました。(ヒガシ 大野)国際・交流へ
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