中国の温家宝首相は30日北京で、中国を訪問中のドイツのメルケル首相と共に第2回中国・ドイツ政府間協議を主宰しました。両首相は中国とドイツ、中国とヨーロッパの協力について意見を交換しました。
温首相は、「去年6月に第1回中独政府間協議が開催されてからこの1年、双方は緊密に協力すると共に協議で達した共通認識を実行し、電気自動車、中小企業、職業教育などの分野での協力は重要な成果を収めた。これは不利な世界経済の情勢の下で収めた成果であり、積極的な意義を持っている。世界金融危機と欧州債務危機が世界にもたらす影響はますます深刻になっているが、中国とドイツは重要な経済体として、また戦略的パートナーとして、国際社会の自信を高め、共に課題に対応し、美しい未来を創造するために努力するべきだ。さきほどの会談では、中独関係をいっそう深めることについて戦略的な意思疎通を行い、新たな共通認識に達した。中独関係は今正により高いレベルに向かって発展しており、見通しは明るい。双方の各部門が次の段階の協力について新たな構想を提案し、新たな対策を定め、新たな目標を立てることを期待する。」と述べました。
なお、去年行われた第1回中独政府間協議で双方は、約20の協力文書に調印しており、その合計額は150億ドルに達しました。(玉華、中原)
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