中国の胡錦涛国家主席は17日北京で、中国を訪問している朝鮮のチャン・ソンテク朝鮮労働党行政部長と会談しました。

　チャン・ソンテク行政部長は13日に北京入りし、中国訪問を開始しました。また、14日に中国の陳徳銘商務相と共に中朝が共同で手がける二つの経済区（羅先・黄金坪経済区、威化島経済区）の開発協力連合指導委員会第3回会議を召集し、それぞれの経済区に管理委員会を設置することを明らかにすると共に、関連する協定に調印しました。

　この他、チャン・ソンテク行政部長は吉林省を訪問し、中国共産党中央委員会対外連絡部の王家瑞部長と会談しました。

　中朝問題の専門家は、「チャン・ソンテク朝鮮労働党行政部長の今回の訪問は、朝鮮の経済利益に着目したもので、朝鮮と中国の経済交流・協力における正常なプロセスと見ていい」との見解を示しています。