第十一期全国人民代表大会第27回会議が6月30日に決議を採択し、2011年度中央財政決算を承認しました。

　会議は、2011年中央財政決算の全般的な様子について「良好」だとしており、「国務院及び関連当局が引き続き積極的な財政政策を実施し、三農（農業、農村、農民）や民生など重点分野への支援の度合いを高めるなど、各事業はいずれも新たな進展を遂げた。財政赤字と国債残高はいずれも第十一期全国人民代表大会第四回会議の承認した範囲内にある」としています。

　会議はさらに、決算の編成、予算と税の改革などをめぐり意見を提出し、国務院及び関連当局にその具体化を促しました。また、会計監査で見つかった問題について、当事者に是正を求め、その法的責任の追及、体制や制度の改善を行うこと、及び年内までに是正と処理状況を全人代常務委員会に報告することを国務院に求めました。（Yan、中原）

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