国連・アラブ連盟の合同特使を務めるアナン氏は29日、「外部勢力の介入で、シリア問題は悪化しつつある」と述べ、30日にジュネーブで開かれるシリア問題国際会議に参加する各側に向けて「衝突がエスカレートしないよう、一致した行動を取り、私が出した6項目の計画の実施に取り組むべきだ」と強調しました。
アナン特使は「多くの外部勢力がシリアの衝突に深く浸透している。これはいかなる人、とりわけシリア国民の利益にならない」と指摘しました。
同じ日、国連シリア監視団のムード団長もシリア問題国際会議に言及し「シリア国民の利益を踏まえた上で、16ヶ月間も続いているシリア危機のために、実行可能な解決案を確実に見出してほしい」と語りました。
このほか、ロシア外務省もこの日発表した声明で、「シリア国民自らが運命を決めるべきだ」と、これまでと変わらない立場を示しました。(朱丹陽 中原)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |