中国の胡錦涛国家主席は17日、ロスカボスでメキシコのカルデロン大統領と会談を行いました。胡主席は、「現在、国際情勢が深刻化し、複雑きわまる中、中国とメキシコが戦略的協力を深めていくことに重要な意義がある。中国とメキシコが更に相互信頼を強化し、科学技術などの分野での実務協力を推し進め、交流を強化し、多角的協調を密接に取り、発展途上国の共同利益を守りたい」と述べました。
胡主席は、「国交樹立40年来、中国とメキシコの関係は成熟し、健全的でかつ深化し、新たな発展段階に入った。中国はメキシコと共に未来に向かって、両国協力関係の長期的かつ健全的な、そして安定した発展を図るよう推し進めて行きたい」と述べました。
胡主席は中国とメキシコの関係において今後の発展に4つの提案を打ち出しました。①戦略的高度と長い目で両国関係を企画し、互いの核心利益にかかわる重大な問題において理解しあい、支持しあうこと。②各自の発展戦略に結びつけ、両国の貿易が健全的でバランスよく発展するよう促すこと。③文化交流と教育協力を強化すること、④国連、G20、APECアジア太平洋経済協力機関などとの協調を強化し、重大な国際問題においては密接に協力し、発展途上国の共同利益を守り、共に調和の取れた世界を構築するということです。
カルデロン大統領は、「メキシコは、双方が経済貿易などの分野での協力を拡大し、法執行での協力を強化し、麻薬犯罪を共に取り締まることを期待する。メキシコは、世界の平和と安定維持において中国が発揮した重要な役割を高く評価し、中国と共に国際事務における協調と協力を強化して行きたい」と話しました。 (劉叡、kokusei)
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