中国の胡錦涛国家主席は17日、ロスカボスでエチオピアのメレス首相と会談を行いました。
会談で胡主席は、「揺るぎない両国関係を発展させるのは双方の共通の願いであり、中国はエチオピアとハイレベルの交流を保ち、重要な問題に関する交流を強化し、引き続き経済貿易、投資、インフラ施設の建設などの分野における協力を推し進めて行きたい。また、国連やWTO世界貿易機関などとの協調と協力を強化し、国際的政治、経済の秩序がより公平で合理的な方向に発展していくよう共に推し進め、発展途上国の正当な権益を守りたい」と述べました。
メレス首相は、「エチオピアは、中国がエチオピアの経済、社会発展に提供した貴重な協力に感謝している。双方が達成した共通認識を守り、両国の友好協力関係を更に推し進めて行きたい」と話しました。
胡主席は更に、「中国は一貫としてアフリカの発展を重視し、アフリカ発展の新しいパートナー計画の実施を支持し、中国・アフリカ協力フォーラムを通してアフリカを支援し、主に農業、インフラ施設の建設、人力資源の開発などの分野での協力を推し進めたい」と強調しました。
これに対し、メレス首相は、「中国はアフリカが発展と復興において重要なパートナーであり、アフリカは中国が発展の中で収めた経験を分かち合い、またそれを参考にしたい。中国がアフリカに対する投資の拡大を歓迎し、製造業とインフラ施設の建設などの分野での互恵協力を強化したい。中国がアフリカの平和、安定、発展を促す面で大きな役割を発揮できると信じている。エチオピアは中国と共に努力して、中国・アフリカ協力フォーラム第5回閣僚級会合の成功を願っている」と述べました。
G20のロスカボスフォーラムに対し、胡主席は、「中国は、フォーラムが南北の発展アンバランスの問題に注目し、発展途上国が世界経済に対する貢献と合理的な訴えを客観的に受け止め、発展途上国の世界経済においての代表性と発言権を増やし、その発展の空間を保障できるよう期待している」と述べました。
メレス首相は、「エチオピアとアフリカは、中国と共に世界経済の発展、グローバルガバナンスなどの問題で協調と協力を強化し、発展途上国の共通利益を守り、世界の共同発展を促したい」と述べました。(劉叡、kokusei)
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