国連のラズース平和維持活動局長は、このほど、シリアの状況について、武力衝突が拡大していることから、「内戦状態と言える」という認識を示しました。この発言に対して、国連の報道官は、「シリアの状況が内戦になったかどうかは国連が認定するものではない」と表明しました。
国連事務総長のネシルキー報道官は、「『ジュネーブ条約』によれば、国内紛争や国内の武力衝突の評価は、赤十字国際委員会の責任の範囲だ。内戦に変わったかどうかを国連が認定することはない」と述べました。
一方、アメリカ・ホワイトハウスのカーニー報道官は、シリアの情勢を内戦と認めず、「最終的に和平の窓口が閉じたことによって、この国で内戦が勃発する可能性が大きくなるだろう」と述べました。
シリア外務省も13日「内戦」との言い方を否定し、「テロリズム取締りと殺害や誘拐、爆発、国家機構への攻撃との戦い」としています。(ooeiei、大野)国際・交流へ
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