ロシアのラブロフ外相は3日、プーチン大統領の訪中スケジュールを発表し、「今回の訪中の目的は、各分野における双方の協力を深め、共同声明に調印することだ。エネルギー、現代化およびイノベーション協力、相互投資や産業協力の拡大、地域関係の増進などの問題について協議する」と述べました。

　ラブロフ外相はまた、「訪問期間中、双方は二国間貿易の枠組み調整について具体的に協議し、中国へ輸出する高付加価値製品のシェアを高めることを重点的に相談する。そのほか、環境保護、共有する水域の利用と保護などについて話し合う」とし、「今年は中国のロシア観光年にあたり、両国の青少年交流や今後10年の人的協力計画について意見交換する」と述べました。

　プーチン大統領は5日から7日にかけて中国を正式訪問し、北京で行われる上海協力機構サミット第12回会議に出席します。今回の会議では、『上海協力機構中期発展戦略計画』などの文章が審議されます。（ooeiei、中原） 国際・交流へ