ロシアは9日、祖国防衛戦争勝利67周年を祝うためにモスクワの赤の広場で閲兵式を行いました。
プーチン大統領、メドベージェフ首相及びその他指導者が出席しましたが、プーチン大統領はそのスピーチで「第2次世界大戦の教訓を汲み取り、戦争という悲劇の再現を避けよう」と呼びかけました。
プーチン大統領は、その際、ロシア国民や祖国防衛戦争に参加した古参の兵士、それに軍隊の将兵にこの祝日の挨拶を送った上で、「戦争勃発の原因を忘れず、戦争の教訓を汲み取ることは今日になっても早急に必要なことであり、国際法を守り、国の主権と各国国民の自主的な選択権を尊重することは戦争という悲劇が永遠に再現しないようにするための必然な条件だ」と述べました。
プーチン大統領は、また「当時は各国の力が分散し、互に猜疑し合い、イデオロギーでは対立していたため、ナチスの侵略の企みを各国が共同で適時に阻止することが出来ず、第2次世界大戦の発生が避けられなかったことを認めなければならない。しかし、邪悪を打ち負かすという責任感と共通の決意が最終的には優勢に立ち、ヒトラーに反対する統一連盟が形成された。ロシアは共同の敵に打ち勝つために巨大な貢献をした各国に敬意を表わす」と述べました。
この日、ロシア全国各地と独立国家共同体のその他の国でも様々な形式でこの記念日を祝いました。(玉華)国際・交流へ
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