中国国防省の楊宇軍報道官は29日、北京で行われた記者会見で、「中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長が2011年にロシアを訪した際、ロシア軍指導者と達した合意に基づいて、両国の軍隊は今年4月から5月の期間中、海上合同軍事演習を実施する」と述べました。

　今回の演習の目的について、楊報道官は「中国とロシアの全面的な戦略協力パートナーシップを深化するためだ。また、新たな課題と脅威に共に対応する力を高めて、アジア太平洋地域ないし世界の平和と安定を維持するためでもある」と説明しました。

　また、楊報道官は「2005年以降、両国の軍隊は、上海協力機構の枠組み内で数回にわたって合同軍事演習を実施してきた。これは、世界と地域の平和と安定のために、積極的な役割を果たしている」と強調しました。（朱丹陽　中原）国際・交流へ