中国の温家宝首相、韓国と李明博（イ・ミョンバク）大統領、日本の野田佳彦首相は13日に北京で、「キャンパス・アジア」プロジェクトのスタート式典に出席し、3ヵ国の若者と交流しました。

　スタート式典を主宰した中国の袁貴仁教育相は「キャンパス・アジア」プロジェクトについて、「3ヵ国が連携して立ち上げたプロジェクトで、アジアの優秀な人材の育成を目指している。3ヵ国の若者の交流の場になるだろう」と今後への期待を述べました。

　3ヵ国の首脳は、3つに分けられたパフォーマンスエリアで、若者たちの特色ある展示を楽しみました。

　温首相は、和服姿の日本人学生・中野麻衣さんの茶道を観賞しました。終了後、中野さんは「こんなに身近に温首相を見たのは初めてです。とても優しかったです」と述べました。

　李明博大統領と野田佳彦首相は、中国独特の文化、京劇の隈取りや中国結びの制作過程を見学しました。

　清華大学に留学している韓国人留学生は、「アジア各国の間、特に韓国と中国との交流に非常に興味を持っている。今後の交流に貢献し頑張っていきたい」と述べました。

　交流活動終了後、3ヵ国の首脳は、大学生とともに、ストリートダンスを観賞し、記念撮影をしました。（朱丹陽　吉野）国際・交流へ