中国の蔡武文化相はこのほど、第4回中日韓文化相会議に出席するために上海を訪問中の日本の平野博文文部科学大臣と会談しました。

　蔡武文化相は、「1972年の中日国交正常化以降、特に1979年に両国が文化協力協定に調印して以降、中日の文化交流は急速に発展している。中日国交正常化40周年を祝うため、我々は国民交流友好年を契機に、一連のイベントを行っている。東京で行われた『中日国民交流友好年』の開幕式は円満に成功した。また、今年8月に文化省は東京国立博物館で『中国当代美術展』を開催する。現在、交流友好年の枠組に組み込まれているイベントは300件あり、今後も増える見込みだ」と述べました。

　平野博文文部科学大臣は「文化遺産の保護は日中両国の文化伝承に関わる重要なことであり、両国国民間の交流にとって不可欠な活動でもある。知的財産権の保護は両国の芸術、創造と革新、文化・芸術産業の発展にとって非常に重要である。この分野における両国の協力をいっそう推進するよう希望する」と述べました。（玉華、中原）国際・交流へ