フランス大統領選挙の第1回投票が現地時間の22日行われました。フランス内務省が23日未明発表した集計によりますと、第1回投票では、最大野党である社会党のオランド候補と現職のサルコジ大統領がほかの候補者8人をリードし、第2回投票に進んだことが分かりました。

　集計では、オランド候補が第1回投票で28.2％、サルコジ大統領は26.99％、極右政党のル・ペン候補は18.62％、極左政党のメランション候補は10.92％、中間政党のバイル候補は9.2％の得票率となっています。

　第2回投票は5月6日に実施される予定で、オランド候補とサルコジ大統領が最終的な当選を争うことになります。

　フランスの憲法では「大統領は選挙で決められる。2回にわたって投票を行う。第1回投票で過半数の得票率を得た候補者がいなければ、上位1位と2位が第2回投票に進む」と決められています。（Yin、大野）　国際・交流へ