会員登録

 IMF・WB総会 世界経済の回復は難問山積み

2012-04-20 13:30:08     cri    

 国際通貨基金(IMF)と世界銀行(WB)は春季総会の開催を控えて、19日記者会見を行いました。IMFのラガルド総裁は「世界経済の回復には、幾重にも暗雲が垂れ込めている」と表明し、世界銀行のゼーリック総裁は「構造的な改革を通じて、将来の成長を促す必要がある」と強調しました。

 ラガルド総裁は席上「最近、欧州中央銀行は強力な政策を講じており、ユーロ圏各国も金融面のファイアウォール(防火壁)の強化で実質的な進展を遂げている。しかし、世界経済の回復の勢いは依然弱く、高い失業率に低い成長率、資本市場の圧力と石油価格の高騰など、幾重にも暗雲が垂れ込めている」とし、政策協力を強化するよう各国に呼びかけました。

 一方、ゼーリック総裁は「世界経済の回復は依然多くの難題を抱えている。将来の経済成長を促すために、短期的な財政調整策だけではなく、今後の成長を目指した構造改革を推進する必要もある。それには、インフラ整備や一般社会のセキュリティネットワークの構築、発展途上国の金融拡大などが含まれている」と指摘しました。

 今回の会議で注目されるのは、IMFの資金増強および出資額の改革です。これについて、中国外務省の劉為民報道官は19日北京で、「IMFの拡充に向けた建設的な構想をめぐって、中国はオープンな姿勢で、IMFの加盟国と討議したい」と強調しました。(朱丹陽 大野)暮らし・経済へ

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS