中国外務省の劉為民報道官は19日に北京で、「国際通貨基金(IMF)増資における中国の立場は一貫したものだ。中国は、各国が2010年に合意したクォータ(出資割当額)に関する改革案の積極的な実施を期待している」と述べました。また、中国としては、加盟国と共に、オープンな態度でファンドの資源の補足に関する建設的な構想に参加していく意向だとしました。
世界銀行とIMFの春季総会は20日から22日までワシントンで開かれる予定です。ユーロ圏の債務危機が深刻化しつつあることを背景に、IMFの増資とクォータ改革が20カ国グループ(G20)財務省と中央銀行責任者が集中的に議論する議題になると見られています。
2012年12月、IMFの総務会は、IMF のクォータ(出資割当額)及びガバナンスの抜本的な改革パッケージを承認し、今年10月のIMFと世銀の秋季総会までに改革を終え、元気な新興市場と途上国に6%のクォータを移転するとしました。このほか、総務会の改革を行い、欧州から二つの議席を譲り、新興市場と発展途上国の代表性を高めることも打ち出しました。(Yan、小野)暮らし・経済へ
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