中国を訪問中のシリアのワリード・ムアレム外相は18日に、「シリアは引き続きアナン特使による停戦、軍隊の撤退などの6項目の提案を履行し、安保理が派遣した停戦監視団を歓迎する」と述べました。

　ムアレム外相はシリア大使館で行った記者会見で、「国連の停戦の約束を守ることはシリア国民の利益にかない、シリア政府も支持する。全面的な停戦の後、住宅の再建などに取り組み、生活物資などを必要な地区に輸送する。今後5年間の経済発展の計画を制定することを約束する」と述べました。

　その上、「各方面がシリアの領土保全と独立を尊重し、公正な立場の監視員が調停に参加することを歓迎し、シリア危機の早期解決を促すよう希望する」と語りました。ムアレム外相はまた、中国が他の国の内政に干渉しない原則を厳格に守っていることと、シリア問題において客観的で公正な立場を貫き、シリア問題の政治的解決に努力したことに対し感謝の意を表しました。（劉叡、吉野）国際・交流へ