イラン核問題をめぐるイランとアメリカ、中国など6カ国との新たな交渉を控えて、イランのサレヒ外相は9日、「イランは交渉のために設けられたいかなる前提条件も受け入れない」と強調しました。

　アメリカの報道機関は8日付けの記事で、「アメリカとその他の西欧の盟友は、イラン核問題をめぐる新たな交渉で、フォルドのウラン濃縮施設を直ちに閉鎖するとともに、純度20%のウラン濃縮活動を停止するようイランに求める条件を設けるだろう」と報じました。

　サレヒ外相はこれに対し、「報道機関の憶測だ。関係各側は、報道機関の情報を判断材料にするべきではない」とした上で、「双方にはそれぞれの見方や立場がある。交渉の中で合意に達することが必要だ」と強調しました。

　アメリカのカーニー報道官は9日、湾岸地域に配備されている米軍の空母が増えたことについて、「定期的な配置換えで、イラン核問題とは関係ない」と説明しました。

　目下、米軍の空母打撃群1.5グループが湾岸地域に配置されているということです。（朱丹陽　中原）

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