中国工業情報化省は27日、電子ビジネスに関する第12次5ヵ年「発展計画」を発表しました。これによりますと、2015年までに、電子ビジネスの取引額が18兆元を突破します。その内、企業間の電子ビジネスの取引規模は15兆元を超えると見込まれています。

　計画は、新たな5ヵ年計画の期間中の発展目標として、「より普及し、浸透していく。国民経済と社会発展への貢献がより大きくなる。現代のサービス業で占める割合が著しく高まり、制度も健全化されていく。安全かつ信頼性が高いうえ、規範化され、秩序のあるネットワークが整備される」としています。

　国内の電子ビジネスが抱えている当面の問題について、工業情報化省の責任者は「従来の生産と経営モデルの刷新を促進する役割を十分発揮していない点、ビジネスモデルとしての未成熟な点、制度基盤の不整備」などを挙げています。（朱丹陽　山下）暮らし・経済へ