アジア開発銀行のシニア・エコノミストである宋雷磊氏は6日、香港で、「中国の経済構造の調整は、内需拡大を刺激し、それが他国にも影響を及ぼしてゆき、これからは世界の需要拡大につながるに違いない」と強調しました。
宋氏は「中国はここ数年、世界経済の成長に大きく貢献してきた。中国政府は、経済構造の調整に真剣に取組んでいて、その詳しい実施措置は新たな五ヵ年計画に盛りこまれている。また、経済の成長率が7.5%に引き下げられたのも合理的なことだ」と述べました。
スタンダードチャータード銀行アジア地域の経済担当官である関家明氏は「経済の成長速度を遅らせること自体は問題にはならないが、肝心なのは効率性を高めることだ。現在の一人当たりのGDP・国内総生産を見れば、中国はアメリカの十分の一で、日本の六分の一にしか達していない。中国にとって、今後の長期的な課題は、生産率を高めることだ」としています。(朱丹陽)暮らし・経済へ
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