仙台育英学園高等学校の教師と生徒の両親たちは、今年卒業する中国人留学生18名の送別会を開きました。東日本大震災発生後、これらの留学生たちはさまざまな困難を乗り越え、日本や世の中、そして自分自身をより一層深く理解するようになりました。別れに当たって、ある教師は、「この1年間、いろいろなことがあって、本当に離れがたい。彼ら卒業生は私たちの誇りだ。今後のすばらしい再会のために、私たちは微笑みをもって彼らを見送りたい」と述べました。
震災後の3日間を思い出しながら、中国人留学生たちは感動の気持ちで、「危険にさらされている時でも、日本人は落ち着いていて、秩序正しかった。そして、いろいろ助けてくださった。これは一生忘れられないことです!本当にありがとうございました!」と語りました。
震災後、一部の留学生は中国に戻らざるを得ませんでしたが、日本に残った留学生たちはメールやミニブログなどによって、日本の状況を中国に伝え、帰国した留学生やその両親の気持ちを安心させました。そして、昨年の5月18日までに、ほとんどの留学生が学校に戻りました。彼らは震災の思い出や友人からの暖かい気持ちをバネに一生懸命勉強し、今年、東京、大阪、京都、沖縄などにある大学に進学することができました。これから彼らは、自分の第二のふるさとー仙台市を離れて、更なる次の人生を歩むことになります。(オウギ、小野)
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